”転職”を考えた時、キャリアについて考えたい時に読むべき本【考え方編】厳選７選
私はこれまでのキャリアで5回以上の転職をし、HR/転職に17年以上携わり、40歳で起業しました。そんな私から、「キャリア」や「転職」を考えていく中で、実際に参考になったと思う本を厳選してお伝えできればと思います。
そもそも、転職すべきかどうかを考え始める歳に、周囲の同僚や知人にはなかなか相談しにくいものですよね。
今が転職すべきタイミングなのかどうか、転職するとしたらどんなことを大事にしたらいいのか、といった悩みに対して、アドバイスをしてもらう機会も決して多くはありません。
そのようなとき、本の中にヒントを探してみると、思わぬところで、有益なヒントに出会えることがあります。
今回紹介する本は、いわゆる「転職ノウハウ本」ではなく、転職やキャリアについての『視野を広げる、自分を知る、転職やキャリアの考え方を学ぶ』ということにフォーカスしています。
すべて私も読んだ本ですので、ぜひ読んでみてください！
１：転職2.0
ヤフーの元執行役員で、世界最大級のビジネス特化型ソーシャル・ネットワーキング・サービス「リンクトイン」の日本代表を務めた村上さんの一冊です。
「中田敦彦のYouTube大学」でも紹介され、
オリエンタルラジオ中田敦彦さん、大絶賛の一冊です。
「正しい転職の価値観」と「正しい転職の方法論」を知れば、これまでの経歴に関係なく誰もが〝我慢しない自由な働き方″を手にすることができる。
こんな人におすすめです！
・今の会社で定年まで働くつもりはないけど、転職までは考えていない人
・現状に不満はありモヤモヤしている、もしくは自分のキャリアはこのままで良いのかと悩んでいる人
・転職はしたいと思っているけど、次のキャリアや転職の方向性が決まっていない。
ぜひキャリアや転職に悩んだりしている人は読んでみてください。
２：転職と副業のかけ算
筆者のmotoさんは、新卒で地方ホームセンターへ入社し、転職と副業を通じて年収240万から年収4,000万に至るまでの実体験を書かれたものです。Amazon総合ランキング1位、Amazonビジネス書ランキング1位を獲得されたこともあり、ビジネス本大賞2020にもノミネートされています。
時代も変わり、転職だけがキャリアの選択肢ではなくなりました。副業を通じて、市場価値や年収を上げていくためにどのようなことをしてきたのかを学ぶことができます。
こんな人におすすめです！
・自分の市場価値を上げていきたい人
・転職をキャリアアップ・成長機会に繋げたい
・給与はもらうものではなく、稼ぐもの」という考え方に興味がある人
ぜひ市場価値を上げたい、年収を上げたいと思っている方は読んでください。
３：転職の思考法
このまま今の会社にいていいのか？と一度でも思ったら読む『転職の思考法』
まさに本のタイトル通り、「このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む」本です。
◆転職に必要なのは、情報ではなく思考法である
もはや終身雇用が完全に崩壊した日本。しかし、「転職」がタブー視される風潮の中で、誰にもノウハウを聞けずにさまよう「転職難民」が今、たくさん生まれています。多くの人が「とりあえず」と転職エージェントに登録し、次から次へと企業を紹介され、情報の海におぼれてしまう例が跡を絶ちません。いま本当に必要なのは、情報ではなくその情報を判断するための「思考の軸」なのだ、というのがこの本書のコンセプトです。
こんな人におすすめです！
・現状に不満があるわけでないけど、将来を考えると不安な人
・転職したいけど、転職の目的が明確になっていない人
・なんとなくモヤモヤした気持ちがあったり、危機感を感じている人
タイトルの通り、「このまま今の会社にいてもいいのか？」と思ったら必ず読んでみると良い一冊です。
４：LIFE SHIFT
人生100年時代では、学校を卒業してから約60年以上は働いていくことになります。
長期的に働くことが当たり前になっていく世界では「会社に自分のキャリアを守ってもらう」のでなく「自分で自分のキャリアを守っていくこと」が必要になってきます。
「転職をせずに終身雇用で一社だけに勤め、退職金や年金だけで余生を過ごす」という固定概念から抜け出すためにも、読んでおくべき一冊だと思います。
こんな人におすすめです！
・ずっと今の会社で長く頑張ってきたけど、この先本当にこのままで良いか悩んでいる人
・転職や副業に興味があるけど、一歩が踏み出せない人
・時代が変わる感覚はあるけど、いまいちイメージがつかない人
この本は、物語風になっていて、読みやすいです。未来の働き方、生活はどのようになっているのかイメージがもてるようになるので、ぜひ一度読んでみてください！
５：「いつでも転職できる」を武器にする
「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方
今は転職するつもりがなくても、自分自身のキャリアを振り返るために読んでおいた方が良いと思う一冊。
私は転職するつもりがなくても、３ヶ月に一回くらい職務経歴書を見直しています。今の仕事や成果を振り返っておくことは、転職だけでなく、現職において「方向性」を把握する上でも大切です。
著者である松本さんは、PwCやアクセンチュアなど、大手外資系の企業の人事コンサルをしていますが、人事としての経験から人事からの視点を記されています。転職するしないに関わらず、働く上で読んでおくべき本だと思います。
こんな人におすすめです！
・今は転職するつもりはないけど、キャリアの振り返りはしておきたい人
・市場価値とは何か？どのように上げていけば良いのかを知りたい人
・将来の転職のために準備をしておきたい人
「会社」「時代」「人」に左右されず、ベンチャー、副業、起業など自分らしく稼ぎ、活躍できるようになる１冊です。自分らしい働き方、自分らしいやりがいとは何か？のヒントがたくさんあるので、ぜひ読んでみてください。
６：スタートアップ「転職×副業」術
「一度きりの人生、今の会社で一生働いて終わるのかな？」と迷う人のスタートアップ「転職×副業」術―人生を劇的に好転させる！生涯年収を最大化する！最高の教科書
スタートアップメディア「アマテラス」のCEO藤岡氏の一冊です。スタートアップとはどんなところなのか丁寧に説明されています。
「転職しようかな…？」「今の会社で一生働くのも…」と少しでも悩む人全員の「キャリアの視界」がスッと開ける「最高の１冊」
スタートアップで「働きたい人」「副業してみたい人」「興味がある人」は、知りたいことが全部わかる！日本初の入門書
大企業で働く人にも「生き残れる人材」になるヒントが満載です。
こんな人におすすめです！
◎「まずは副業」で人生を変えたい！
◎「スキルアップ最短の近道」を実現したい!
◎「高い給与」と「CxOの高い役職」を目指したい!
◎学歴を問わず「２つの一発逆転」がしたい！
◎「ストックオプション」で夢を見たい！
スタートアップに興味はなくても、いきなり転職はちょっと、、、という人や大企業にいて、転職は考えていないけど、将来の不安はなんとなくあるという人はぜひ手にとって読んでみてください。
７：「いいキャリア」の育て方
図解 「いいキャリア」の育て方 「５つの資」から考える人生戦略
著者の青田氏は、リクルート・Amazon・LINEを渡り歩いた人事のプロで人事界隈では非常に知名度もある方です。
キャリアというものは曖昧で漠然としていて、しかも長期戦で先が見えにくく、考えることが億劫になりがちです。
比較対象も上を見ればキリがなく、無駄に焦ってしまったり、落ち込んでしまったりもします。
年収やスキルはもちろん大切なものですが、他人と同じものを追求していくことがすべてではありません。
自分の現在地点やこれから得たいものなどを見つめ直せるフレーム「５つの資」をもとに、自分が心から満足できるキャリアのつくりかたを考えてみましょう。
こんな人におすすめです！
・自分が損しないキャリアを選びたい
・成長はしたいけど、消耗はしたくない
・将来詰まないように、スキルが身に付く働き方をしたい
図解でわかりやすくまとまっていて、非常に読みやすいです。「５つの資」というキャリアを見つめ直すフレームもあり、自分自身を振り返ってたり、どんな方向性に進めばいいのかということで、自己理解にもつなげられますので、ぜひ読んでみてください。
以上、転職やキャリアを考える際の転職本をご紹介しました。
いずれも転職するしないに関わらず、自身のキャリアを考える歳に必要な考えが多く書かれている本なので、時間のあるときに読んでみてください。
